「益子焼山水土瓶」皆川マス筆 急須 濱田庄司/柳宗悦 ファッション

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(益子焼)「皆川マス筆 山水土瓶」 急須 濱田庄司/柳宗悦 高さ(蓋の把手〜底) 13㎝横幅(注ぎ口〜後部把手)  17㎝土瓶という消耗品としての用途のため、まったく未使用•無傷のものは数が残っていないので、購入後、使用せずに装飾品として飾り棚に保管してきました。これには皆川マスの手際良い山水画の筆捌きがよく現れています。蓋の口縁の白泥に多少の擦れは見られますが、ワレカケなどなく、底にこげもない美品です。皆川マスは明治〜昭和期の絵付師として活躍明治7年4月10日生昭和35年7月8日没経歴10歳の時に栃木県益子町の絵付師・皆川伝次郎の養女となり、養父から土瓶の山水絵付けを習う。 15歳で絵付職人として立ち、一日に500〜1200個の土瓶に絵を付けたといわれる。のち、その無駄のない緻密な絵が柳宗悦や浜田庄司ら民芸運動家に激賞され、全国に紹介されるようになった。さらに昭和13年には、ベルリンで開かれた第1回国際手工芸博覧会に絵付土瓶を出品し、特選(ビットラー賞)を受賞。また、22年に益子を訪れた昭和天皇も彼女の技芸に感嘆し、「さえもなき媼のゑがくすゑものを人のめづるもおもしろきかな」と詠んだ。しかし、戦後になると土瓶の衰退によって絵付師も激減、晩年は絵付けの伝統を守るため、孫娘らに絵付けを教え、35年には栃木県文化功労者に選ばれた。

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